気持ちが乱れると呼吸も乱れる
他人と意見が合わずカッとなったり、上司に説教されて、心臓がドキドキ。大事なプレゼンの前も、うまくやれるか不安になり、胃のあたりが痛い。これ、精神の不調がそのままからだに現れているんです。気持ちが乱れると呼吸も乱れ、浅く早くなります。
体の乱れは、心臓のドキドキ、吐き気、おなかの痛み、耳鳴り、腰の痛みなどさまざまな形になって現れますが、多くは自分の意志ではどうすることもできません。
でも、呼吸は自分でコントロールできるのです。浅く速かった呼吸を深くゆっくりとした呼吸にすると、心拍が正常になり今まで感じていたからだの不調が嘘のように消えて、気持ちも落ち着きます。
そんな呼吸法を紹介します。集中力も高まりますので、プレゼン前にもいいですよ。
腹式呼吸法
腹式呼吸法は、誰にでも簡単にできて効果のある呼吸法です。息を吸うときに、おへその下の下腹部(丹田といいます)を膨らませ、息を吐くときにはへこませます。たったこれだけで、気持ちが落ち着き、集中力も高まります。
腹式呼吸法は古くからあり、今からおよそ2500年前、仏教の開祖である釈迦の時代にまで遡ると言われています。以来、座禅や瞑想をするときに行われる呼吸法として発展しました。
私は、この呼吸法を小学校の担任の先生に教わりました。椅子に座るか寝るかして、目を閉じて4秒間息を吸い込み、6秒間息を吐く。たったこれだけで気持ちも落ち着くし、勉強前にやれば集中できるぞ!とおっしゃってました。家に帰って早速やってみると確かに効果てきめん!気持ちが落ち着き、雑念がなくなり勉強に集中することができました。先生から腹式呼吸法を教わって数十年経ちますが、今でもプレゼン前などで緊張を和らげたいとき、勉強や仕事前に集中力を高めたいとき、怒りやイライラを鎮めたいとき、などの場面で腹式呼吸を行い効果を実感しています。
「突破ラボ」というサイトで集中力を高める方法を詳しく解説していますのでご覧ください。
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呼吸は誰でも行うものですから、呼吸法の種類も様々で、4-7-8呼吸法、ボックス呼吸法など多数ありますが、上記が一番手軽に行えるのではないかと思います。みなさんも腹式呼吸法を日常生活に取り入れ気持ちを整え、活力ある人生を送ってみてはいかがですか。
まとめ
以上、気持ちの乱れが呼吸の乱れにつながること、逆に、呼吸の乱れを整えれば気持ちも落ち着くこと、腹式呼吸法を紹介しました。みなさんも手軽に行える腹式呼吸を日々の生活に取り入れて、リラックスしてください。